夜勤専従として働く場合

介護職は高収入を目指すのが難しい職種のため、夜勤専従という働き方を考える人もいるかもしれません。
グループホームでも、夜勤専従の求人はあるようなので、ここでその実情を紹介したいと思います。

グループホームの仕事は、無資格でできる場合もありますが、実務経験が求められることがほとんどのようです。
正社員の場合、基本給の他に資格手当や通勤手当などが付きますが、夜勤をすると別途手当がその都度加算されるので、夜勤すると日勤のみよりも一般的に給料が高くなります。
基本給は施設によって大きく異なることはありませんが、夜勤手当の差額はかなり大きなものになります。
ですから、夜勤専従として働くと、勤務勤務日数が少なくても、満足のいく給与を得やすくなると言えます。

それから、夜勤のシフトは、16時ころから翌朝10時ころまでの勤務時間が一般的であり、間で120分の休憩を挟みます。
出勤したら、日勤の職員から業務を引き継ぎ、利用者の様子や服薬などの情報を共有します。
そして、18時頃には夕食の配膳や食事の介助などを行い、20時頃にトイレ介助や歯磨きなどの就寝準備を手伝います。
消灯時間は21時や22時の施設が多く、その後は1時間から2時間おきの頻度で巡回をしなければなりません。
また、業務の合間には、介護記録の作成などを行い、3時頃仮眠を取って、朝の6時頃からは、利用者の整容介助や朝食の配膳、食事介助などをし、日勤職員へ業務引継ぎをして業務が終了になります。

グループホームは基本的に要介護度が高くない人が多く、身体介助の必要性はそれほど高くないため、慣れると問題なく仕事をこなせるでしょう。
ただし、夜間の徘徊などに対応しなければならないので、その辺りを覚悟して働くことが大切です。